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ドイツ車のDIYメンテナンスについて、書籍にまとめました。本ブログで紹介している具体的なメンテナンス方法に留まらず、ドイツ車の思想、整備のポイントをまとめ、メンテナンスに必要な工具類の紹介、部品調達の実例紹介、メンテナンス対象の油脂類や部品の劣化メカニズムまでを紹介しています。

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自転車 -周辺パーツを選定する!-

自転車
2020.10 シマノのグラベル専用コンポーネントGRX

 完成車を買いに行ったつもりだったのですが、親切な自転車屋さんの店主と私の思惑のすれ違いから、完成車として想定していた予算でフレーム単体を購入することになってしまいました (*_*) 。その時の経緯は、こちらにご紹介しております。

 スポーツ自転車と疎遠になってはや30年弱、自転車はフレームのみならず周辺パーツをも大きな進化を遂げたようですので、これをよい機会と (泣く泣くポジティブに)捉え、パーツを取り寄せ、自分で自転車を組み立てることにしました。自分で組むとなると、何回使うかわからないような特殊工具も揃えねばならなくなるわけですが、これも授業料と考えましょう!

 私が選んだパーツ類の主たるものを、以下にご紹介します。

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コンポーネント

 コンポーネントは、フレームと並び自転車の特性を決める重要なパーツ群です。

 現在、コンポーネントのメーカーはシマノ (SHIMANO)、カンパニョーロ (Campagnolo) 、スラム (SRAM)の3社のようです。30年弱前はスラムの名前は聞いたことがなく(メーカ自体、存在していなかったかもしれません)、ユーレー (Huret)やサンツアー (Suntour)というメーカーがまだ健在でしたが、後2社は熾烈なシェア争いに敗れ、他メーカーに吸収されてしまったようです。

 私の選んだフレームはグラベルロード、砂利道やちょっとした山道も走ることを考えていましたので、ロードバイク用のクロスレシオコンポーネントがメインのカンパニョーロは、まず候補から外しました。
 スラムはよく知らなかったので調べますと、MTB用のコンポーネントに強いメーカーで、フロントギアは1速のみ、リアを10-42Tというスーパーワイドレシオを特徴とした製品に強みがあるようです。残念ながら、フロントギアは多段であるべしという古い考えから抜け出せなかった私は、こちらも候補から外してしまいました。
 最後の候補が、シマノです。というより、フレームを買った時点でコンポーネントはシマノ、とひそかに心に決めていたのですが・・・f^^*) 。30数年前は、デオーレXTを愛用していました。信頼性、完成度ともに高い優れたコンポーネントでしたので、今回もこちらにしようと思ったのですが・・・・。自転車屋さんによれば、グラベルに特化した新コンポーネントが発売されたとのこと! その名も、GRX! グラベルロードを買ったわけですから、信頼のおけるメーカーがそれ向けに開発した製品を外す理由はなく、これに決定です! フロントギアはシングルと2段の2種類がラインアップされていますが、古い考えのままの私は迷わず2段を選定しました。リアは、11-34Tのワイドレシオスプロケット。ただし、理由はまたどこかで述べますが、今はフロントシングルでリアをもっとワイドレシオにしてもよかったかなと考えています

 私は、一通りのセットを台湾から輸入しました。クルマのパーツなどは、海外から輸入すると国内で入手するよりも驚くほど安く購入できることが多いのですが、自転車用コンポーネントの場合は10%程度しか変わりませんでした。その後の故障や調整のことを考えれば、なじみの自転車屋さんで購入する方がよいと思いました。

 シマノGRXの詳細は、こちらをご参照ください。

*2020.10.28追記
カンパニョーロからも、新世代グラベル専用コンポーネント EKAR (エカル)が発表されたようです。ただし、現時点で国内入荷時期等は不明のようです。

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ホイールセット

 これは、自転車の総価格を大きく左右するパーツですね。価格はピンからキリで、その価格比は100倍ではきかないかもしれません。ちょっと気を許すと、フレームよりも高かった、なんてことが十分にあり得るパーツです。ただ、かけた金額と性能はシッカリと比例し、性能差を非常に体感しやすいパーツでもあります
 鉄ゲタのような重いホイールはイヤ、でも当初予算はそっくりフレームに消えてしまったという困った状態の私、新品は見送り中古品をオークションで探すことにしました。リッチなサイクリストには高級ホイールの魔力にアッサリと屈してしまう方が多いようで、そういう方は次々に新しい (≒より高額な)ホイールに履き替えられる、その結果として程度のよいホイールが中古市場に多く出回る、という図式が出来上がっており、選び放題の状態でした!
 グラベルライドではそこそこにワイドなタイヤを履きたい、30年弱前には (多分)存在しなかったチューブレスタイヤを試したい、MAVICは昔のあこがれのメーカーである、ということから、私の選定したのは、MAVIC KSYRIUM PRO DISK ALLROADです。定価の半額程度で買えました!
 ただ、MAVICのホイールはセール時などでは新品が半額くらいで売り出されていることもあり、ホントに安く入手できたかどうかは不明です。まぁ、趣味の世界ですから、そのあたりのことを深く考えることはやめておきましょう (苦笑)!

 MAVICホイールの詳細は、こちらをご参照ください!

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タイヤ

 上記した通り、私はチューブレスタイヤを試してみたかったので、それに対応したタイヤから選定することになります。
 クルマに履いてきたタイヤ、ミシュラン パイロットスーパースポーツやパイロットスポーツ 4Sが非常に素晴らしいものでしたので、最初は自転車のタイヤもミシュランにしようと探しました。しかし、ミシュランはこの分野にそれほど力を入れていないようで、気に入ったトレッドパターンのタイヤが見つからない (トレッドパターンはタイヤの顔になりますので、気に入ったものを選びたいですね!)。とはいえ、30数年前の知識しかない私は、ほかにパナレーサーくらいしか自転車のタイヤメーカーを知らない (乏しいお小遣いでやりくりしていたので、タイヤをとっかえひっかえするということができず、パナレーサー一択でした)。昔よくお世話になったパナレーサーを探すと、GRAVEL KINGというグラベルライドに特化したタイヤがあり、しかも評判がすごくいい。トレッドパターンに惚れたということはありませんでしたが、最初のイッパツはこれでいくか!と、あまり深く考えずに決めてしまいました

 インプレッションは別途ご紹介しようと思いますが、GRAVEL KINGは低圧でもしっかりと粘ってくれる非常にいいタイヤです。しかし、このタイヤをMAVICホイールに装着するのが結構タイヘンなのです
(まだコツを掴み切れていないだけかもしれません)
 MAVICホイールはUSTという独自の規格に則っており、同じくUST規格の同社製チューブレスタイヤであれば非常にカンタンに装着できると聞きます。装着性を確かめたく、次はMAVICのUST規格のタイヤを試そうと考えています

 パナレーサーMAVICタイヤのリンクを示しました。

その他

 その他の、サドル、シートポスト、ハンドル、ハンドルステム、ペダル等々は使ってみなければわからない、ということで、自転車屋さんで一通りを揃えました。

 ひとつおススメしたいのは、TOPEAKのドリンクホルダー。これは挟むボトルに応じて幅を調整できますので、ペットボトルを挟んだり工具ケースを挟んだりと、ホルダーをマルチに使う私には非常に使い勝手がよかったです。



 忘れてならないのが、工具。私は、以下のツールセットを購入しました。高いものではありませんが、精度的な問題はありませんでした。可もなく、不可もなく。自転車の整備では高いトルクをかけるわけではありませんので、サンデーメカニックにはこのレベルで十分だと私は考えています。


 忘れねならないもう一つの必需品、携帯ポンプ。私はこちらの新型が発売されるまで待ちました!クリンチャーのロードバイクのように高圧を求められる場合はわかりませんが、グラベル向きにチューブレスで低圧運用(2 bar程度)する分には非常に使い勝手の良いポンプです。壊れがちなバルブ接合部を単体で購入し修理できる点もポイント高いです!!


今回は、ここまで。
次の機会にお会いしましょう!

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