晩秋に奈良を訪れたのは、毎年この時期に開催される正倉院展を観たかったからです。
しかしながら、・・・・・・ガーン・・・・・・、事前リサーチをすることのほとんどない私にはよくあるパターンです (涙)。
(行く前に調べなよ・・・・)
コロナ禍のせいなのかどうかはよくわかりませんが、前日までの予約が必須で、当日券の発売はないとのこと。
なら、仕方あるめぇ・・・・。
アタマを切り替え、今回は古都奈良の名残の紅葉を楽しむことにしましょう。自転車持ってきてて、よかった~~~!!
まず向かったのは、あの「奈良観光ホテル」です。
明治39年の創業から100年以上の歴史を重ねるなかで、アルベルト・アインシュタイン (Albert Einstein (物理学者))、ヘレンケラー (Hellen Keller (教育家))等の著名人を迎え関西の迎賓館と呼ばれてきた名門ホテルです。建物の設計は、東京駅や日本銀行本店を手掛けた辰野金吾です。この日は、結婚式が行われていました。
ロビーでお茶でも、と考えましたが、あいにくロビーは人で溢れており、風情ある奈良町に向かうことにしました。
おや?、ずいぶんと味のある路地ですね。
どうやら文房具屋さんがある模様、路地を進んでみましょう。いや、懐かしい品の数々。
奈良町には、こうした新しい店と蚊帳屋のような伝統的な店が混在していて、走っていて楽しいです。
元興寺の門前には、こんなに味のある酒屋さんがあります。
こういう店を見つけた時だけ、自転車で訪れたことを後悔してしまいますね~ (笑)。
奈良町にぎわいの家なる資料館を見つけました。
こちらは当時の美術商により1917年に建造された町家で有形登録文化財、現在は無料で内部を観覧することができます。無料とは思えないほど、見応えのある資料館です。
館内には、趣味のよい調度品にあふれています。
いくつもある床の間も、ご覧の通り。
館内から眺める庭の様子。
にぎわいの家をでて、猿が池からほど近い蕎麦屋 手のせで天婦羅蕎麦を食べました。私は蕎麦にはちょっとうるさいのですが、ここの蕎麦はいつも旨いです!
近鉄奈良駅隣接のアーケードにある天丼 まきの。ずっと行列が途絶えません。さぞかし、旨いのでしょう。次回はこちらで天丼を食べようと思います。
最後に、東大寺二月堂に寄ります。
このお茶屋でいただくお茶が楽しみでしたが、コロナ禍のなか、お茶の提供はお休みでした。
あれっ、見覚えがあるようなステキな筆跡が!
こちら、三重県立博物館の特集展示で観た、榊莫山先生の書でした。
二月堂を出て振り返ると、舞い踊る枯葉の中の二月堂。
目的の正倉院展は観られませんでしたが、名残の紅葉の景色を十二分に楽しんだ奈良のサイクリングでした。
今回は、ここまで。
次の機会にお会いしましょう!
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