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外出先で、タイヤがペシャンコに -縁の下の力持ち、シーラント-

自転車

 今時期、4月から7月初旬までくらいが、サイクリングにはベストな時期のひとつかもしれません。自転車に乗る機会が非常に増えました。

 30kmくらいのサイクリングで、途中でホームセンターやら本屋やら自転車屋やらに寄りながら半日くらいを過ごすスタイルが最近のお気に入りですが、この場合、家から最も遠い場所の距離は15㎞となります。その場所でパンクしてしまったら・・・・、と思わなくもないのですが、最近は街中ばかり走っているのでいざとなればタクシーで、なんて甘い気持ちでパンク修理セットを持ち歩いていません。それに私はチューブレスタイヤを使用しており、そもそもパンクに強いのと、出先で修理するのが非常にタイヘンなこともパンク修理セットを持ち歩かない言い訳の一つにしています。

 でも・・・、ついに出先でタイヤから空気が消え去る事態に遭遇してしまいました。

 いつもの如くの長時間の立ち読みのあと、さて自転車に乗ろうとすると、フロントタイヤがペシャンコです。ついさっきまでそんな気配のカケラもありませんでしたから、もしやイタズラされたか?などと思いながら自転車を引いて帰路につきました。せいぜい2㎞程の近場だったのが救いでしたが、それでも完全にフラットになったタイヤの自転車を引いて歩くのは非常にタイヘンなことでした。チューブレスホイールですので、リムにちょっとでも傷をつけるとエア漏れの原因になるでしょうから、いやでも細心の注意を払わねばなりません。

 さて、家に着いてタイヤに空気を入れると、なぜかフツーに膨らみます。翌日見ると、タイヤとリムの隙間にポツポツと白い液体が付着しています。空気もだいぶ抜けているようでした。

 これを見て、やっとタイヤの空気のなくなった原因に思い当たりました。そう、チューブレス仕様では必須のタイヤシーラントが劣化してしまっていたのでしょう。

 説明書を見ると半年以内に交換するように記載されていますが、かれこれ2年近く何もしていません。タイヤを振ったり回したりしても中に液体が入っているような音はまるでしませんから、ほぼなくなってしまっていたのだと思います。本来であればタイヤを外し古いシーラントを除去してから新しいものを注入すべきでしょうが、(ご存知の方もいらっしゃると思いますが)一人でチューブレスタイヤをセットするのは非常にホネが折れる作業ですので、バルブコアを開けてそのまま規定量のシーラントを注入してしまいました。同じシーラントを補充しただけなので大丈夫!、と思うことにしました。

 この自転車はフレームから購入し、すべて自分で組み立てましたが、組み立てからもう2年近くも経っています。油圧ブレーキのフルードもそろそろ交換時期かもしれないし、ここらで徹底的にオーバーホールをするのもいいかもしれません。

 この事件以来、タイヤレバーとチューブ、それからCO2インフレーターを持ち歩くことにしました。チューブレス状態でパンクを直すのはタイヘンですが (パンク修理作業そのものでなく、修理後の初期空気充填、いわゆるリム上げ作業がタイヘン)、チューブを入れてチューブ仕様にしてしまえばリム上げは必要なく、一人でもゼンゼンラクショーです。

 私の愛用シーラントは、ドイツのシュワルベ社製です。数々のシーラントを試した結果シュワルベ製に行き着いた、というわけではなく、最初に買ったものがまだなくならない、というだけですが(笑)。



 まぁ必要にして充分な性能、次回の購入時に敢えて別の製品を選ぶ必要性が感じられません。amazonでの評価も、上々のようです。

 お守り程度にしか思っていなかったシーラントが、意外や意外、縁の下の力持ちとして結構頑張ってくれていたことを初めて知る機会となりました。

 チューブレスタイヤを愛用してるけど、そういえばシーラントなぞ気にしたことねぇな、というあなた (←昨日までのワタシ(笑))、この機会にぜひ点検することをおススメします!

今回は、ここまで。
次の機会にお会いしましょう!

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