最近、というわけではありませんが、今年に入ってからコーヒーの自家焙煎を始めました。
複数の友人がコーヒーの自家焙煎を趣味としており、彼らの手になるスペシャルコーヒーを飲ませてもらったところ、部屋中に立ち込めるコーヒーの香りのすごいこと!どちらかというと味オンチな私、味というよりも香りに魅せられて自家焙煎を初めてみることにしました。
大した初期投資は必要ありません。
豆かなにかを煎る手網、コーヒーミル程度を買えばよいだけです。
ちなみに私はミルとして上記のカリタのものではなくハリオのものを買ってしまいましたが、失敗でした。コーヒー豆の投入口があまりにも小さく、入れにくいのです。ですから、上記のカリタのもののように開口部が大きいものをおススメします。
あとは、本です。かなりの本を漁りましたが、内容に納得して最終的に私が購入したのはこの2冊です。
まずは、こちら。
いわゆる「コーヒー博士」みたいな、なんちゃってハカセではない本物の学者がコーヒーにまつわる化学について解説した書籍です。学者の常ですが、論拠には必ず出典文献を示し、スキのない論理構成で解説されています。一見難しいようにも見えますが、言わんとすることすべてが論理的につながっているので、私にはストレスなく理解することができました。
(そう、私はコーヒーの博士号も持っています!。コーヒーの博士号 (正確には、コーヒー大博士だそうです)は、UCCコーヒー博物館から授与されました(笑))
そして、こちら。「理由がわかればもっとおいしい! コーヒーを楽しむ教科書」
そうそう、私は「理由」を理解したいのです。
こちらはもう少しリラックスできる本で、コーヒーの楽しみ方を解説しています。この本も、とても読みやすい部類の本でした。
(私にとって読みにくい部類の本は、書かれている事象が相互に論理的につながっていない本です。「エッ?なんでこのことから、こちらのことを言えるわけ?全然カンケーないじゃん??」という記述が散見されたら、もう読むのをやめます)
今回は、コーヒーの種族は同じ、だけどコーヒーの実から豆、つまり種を採るプロセスの異なる2種類の豆を準備し、同じ条件で焙煎し味の違いを愉しみました。わたしはいつも楽天市場で、miraiseedsさんから購入しています。
異なる種類の豆を準備しなくとも、1種類の豆で焙煎のレベルを変えて味の違いを愉しむという楽しみ方もあります。
焙煎の前後で、20%程重量が減少します。
また、見た目もこのようにドラスティックに変化します。もちろん見た目だけでなく、豆に含まれる成分の化学構造もまたドラスティックに変化しています。
焙煎直後よりも、少し落ち着いた数日経過後の方がおいしいように私は思いますが、焙煎から2週間くらいまでは、こちらのように湯を加えるとこれでもかといわんばかりに豆が膨れます。これぞ、鮮度の証。スーパーなどで購入する豆ではなかなかお目にかかれない現象です。
最初の1、2回はともかく、3回もやればそれなりに「おいしいじゃん!」と思えるコーヒーにはなるものです。
ただ、同じようにやったつもりでも同じ味を再現できない (かといって、飲めないようなマズイコーヒーにはなりません)。この辺りが、素人の素人たる所以ですね。プロのように、いつでも狙った味を再現できるようになるには時間がかかりそうですが、個人で趣味とする分にはなかなか楽しめますよ!
それと、コーヒーの鮮度は焙煎してからの時間で決まるのです。新鮮なコーヒーというのは焙煎直後から2週間ほどのものを指します。確かに、その期間内の豆に湯を注ぐと勢いよく膨れます。大量生産の市販の豆を焙煎から2週間のうちに購入し飲み切るというのは、なかなか難しいでしょう。新鮮なコーヒーを楽しむという観点からも、自家焙煎には大きなアドバンテージがあるように私は思います。
皆さんも、気軽にトライされてみてはいかがでしょうか!
今回は、ここまで。
次の機会にお会いしましょう!
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