BMW F10 フォグランプのLED化

　フォグランプのLED化などとずいぶんキャッチーなタイトルで始めてしまいましたが、その実は、すでにLED化したフォグランプのLEDを交換するという記事です。

　車のメンテナンスを行う際、私は限りある資源(つまりは、おカネですね(笑))を有効活用するため、純正パーツと中華製パーツをメリハリ付けて適用しています。

　エンジンや足回りのパーツは必ず純正、あるいは優良OEM品を、一方で内装をはじめとする走行に余り支障のないパーツは中華製で済ませてしまいます。内装パーツなど、その最たる例です。

古くなったBMW内装パーツを交換する -エアコン吹き出し口、操作スイッチ、ドアインナーハンドル、ガソリンタンクキャップ-　(2022.06更新)

いわゆるガイシャの内装部品は国産車のそれに比べて劣化が早く、劣化したパーツをそのままにしておくと貧乏くささが漂い始めます。内装パーツの交換はエンジンや足回りのメンテナンスに比べれば余程お手軽なケースが多いですが、プラスチック部品が多用されるため別の注意点があります。今回交換した3つの部品について、注意点含め紹介します。

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　灯火類も、ヘッドランプであれば純正かそれに準ずるパーツを使用するところですが、フォグランプについては私は専ら中華製を愛用します。約10年乗ってるこのクルマのフォグランプをLEDに交換するのはこれで三度目(笑)、一方でイカリングの純正LEDは一度も交換せずに済んでいますので、フォグも純正相当品にすればいいじゃないかというご意見もおありでしょうが、中華製のあまりの安さとフォグの使用頻度を考えれば、私にとっては中華製で十分なのです。

　私の執筆した書籍「ドイツ車のメンテナンス大全」には、クルマのパーツ選定の基準や海外からのパーツ輸入方法まで、実例を交え細かく解説していますので、是非ご覧ください。

書籍「ドイツ車のDIYメンテナンス大全」刊行のお知らせ

本ブログの内容に加え、ドイツ車の設計思想やメンテナンスのポイントから、工具・用具の選定、部品調達の実際(部品の選定や国内外部品商の良否判断、部品購入の実例まで)、油脂類や消耗品の交換が必要な理由、それらの劣化メカニズム等を新たに整理し、書籍化しました。ぜひお手に取ってください！

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　私の選ぶLEDフォグは、いつも配色を2種類で変更できるタイプです。

　一度フォグスイッチを押すと白色、すぐにもう二度フォグスイッチを押すと(つまり、一度消灯しまた点灯すると)黄色の光が発光するタイプです。

　晴れた夜の暗闇では白い光がヘッドランプの届かない範囲まで煌々と照らしてくれますし、雪や雨の場合は黄色い光が(白い光と比べて)より遠くまで届きます。

　現在使用中の2代目について、白色は問題ないのですが黄色が片方だけ異様に暗くなってしまった(一部のLED素子が点灯しなくなりました)ため、3代目導入に至りました。

　さて、今回購入したLＥＤフォグはこちらです。

　初代、二代目はLEDバルブのほかに、そこそこ大きな箱状のパーツ(コントローラー？フラッシング回避の抵抗？)が付いていたのですが、今回はバルブのみで非常にすっきりしています。

　さて、装着しましょう。

　タイヤを外さずとも、ハンドルを左に一杯まで切れば隙間から手を入れて右のフォグに、ハンドルを逆に切れば左のフォグにアクセスできるのですが、クルマが結構汚く、隙間から手を差し入れるとずいぶんと汚れてしまいそうでしたので、タイヤローテーションも兼ねて前輪を持ち上げ作業することにしました。

タイヤローテーションの詳細/作業手順

タイヤのローテーションを実施し4つのタイヤの減りを均一に保つことは、安全面でも経済面でも有利に働きます。しかし、私のクルマは前後でタイヤのサイズが異なるため前後タイヤの入れ替えはできず、ローテーションといえば前輪、後輪のそれぞれ左右を入れ替えるだけです。そんな中途半端なローテーションに意味があるのか、考えました。

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　クルマを持ち上げて(左)、タイヤアーチのフロント部をめくれば(中)、古いフォグバルブが鎮座しているのがみえます(右)。

　このバルブは2代目で、バルブ後部に冷却ファンがついていましたが、その周辺は錆で覆われてしまっています。このファンも、買って1ヶ月後くらいには動かなくなってしまっていましたが、そのまま3年ほど使い続けました。

　ファンが機能しなくとも何ら支障はありませんでしたので、今回はファンレスのものを選びました。

　さて、3代目のバルブを装着します(左)。バルブだけなので、非常にすっきりです。そして、装着する前に点灯状態を確認します。フラッシング(高速で点滅)してしまう場合は抵抗をかませる必要があるのですが、そのようなことはなく一安心です。

　こちらが、2代目のバルブです。早々に機能しなくなったファン、箱状のパーツが邪魔でした。とはいえ、数年にわたり安全を確保してくれ、感謝です。

　3代目の点灯状況を確認します。白色、黄色共にしっかりと発光しています。

　今度のバルブも、長持ちしてくれるといいな～！

今回は、ここまで。
次の機会にお会いしましょう！

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