ディファレンシャルオイル、いわゆるデフオイルを初めて自分で交換したとき、交換前のオイルのあまりの汚さに驚いたことを以下の記事で紹介しました。
交換のために手がオイルまみれになっていましたので写真には残せませんでしたが、キラキラ光るヘドロの様相、つまりはオイルの劣化に加え金属の削れカスが大量に混じっている状態でした。
ギアの剪断力がかかることから、デフオイルやATFに金属の削れカスが混じること自体はあり得ることですが、デフ本体の何らかの不具合が金属カスを大量発生させている可能性も懸念し、前回の交換から走行1,000㎞程で改めてデフオイルの交換を実施、その汚れ具合を確認することにしました。
レンタルピットの2柱リフトで車体を持ち上げます。
前回も報告した通り、BMW F10にはデフオイルのドレンが装着されていませんので、フィラーを開けてここからサクションガンでオイルを吸い出します。サクションガンに装着するホースの中には太めの番線 (ハリガネ)を突っ込み、ホースに曲がり角をつけられるようにしています。
ちなみに、フィラーを開けるには14㎜のヘックスが必要です。
さて、吸い出したオイルはこちらです。
前回おののいたような惨状ではなく、新油の緑色をわずかに残した、金属カスの混入のほとんどないキレイな状態でした。
1,000km走行後のオイルを見ただけでディファレンシャル内部の良/不良を正しく判断できるわけではありませんが、金属カスの混入がほとんど認められなかったことで、のべつくまなく金属カスが発生するような異常事態ではなかろうと考えることにしました。
ただし、デフオイルを自分で交換する前は30,000㎞走行毎でよかろうと考えていた交換スパンを、今後は20,000㎞走行毎に短縮することに決めました。
サクションガンに新油を補充しフィラーから溢れ出るまでデフに注入、フィラーを閉じます。
リフトさえあれば、所用15分ほどのごくごくカンタンな作業です。
前回も紹介しましたが、私のおススメのデフオイルは、名門Wako’sのRG5120LSDです。各サイトの口コミ評判も上々で、実際に使用してみて大変に満足しています。
私の購入時では、amazonで購入するのが最安でした。容量2Lで、約2回分です。
今回は、ここまで。
次の機会にお会いしましょう!
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