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冬場のバイクに必携!ジャンプスターター

アクセサリー

 我が家には現在、2台のBMWバイクがあります。

 1台は私のR1250GS、もう一台は息子のG310Rです。

 BMWのバイク、これら2台に共通して思うのは、「なんか、バッテリーが弱いな~」です。
 (BMWの車では、バッテリーが弱いなどと思ったことは一度もありません)

 それでも11月くらいまでは、エンジンが始動できなくなることを心配するようなレベルではありませんでした。

 しかし12月に入り、グリップヒーターをちょくちょく使うようになった頃、それは突然に起こりました!

 スタータースイッチを押すと、弱々しくセルが回りはするものの、2秒ほどで息絶え絶え。
 気を取り直し、もう一度スタータースイッチを押すと、今度は1秒ほどでダウン。

 イグニッションスイッチを入れなおし、さらにスターターを押すと、、、

 今度はセルはうんともすんともいいません。。。。

 インフォメーション画面でバッテリー電圧を確認すると、12Vほど。

 ダメだ、こりゃ。。。

 とはいえ、私はあせらず、楽天的でした。

 バイクの任意保険はロードサービスの充実度を重視して選んでおり、私の加入している三井ダイレクトではバッテリー上がりもロードサービスの対象に入っていることを知っていたからです。

 が、ロードサービスに連絡し救援を依頼して驚きました。

 まず、ロードサービスが到着するのに2時間以上かかる見込みだとのこと。

 山奥で救援を頼んでいるわけではありません。
 大阪市内のとある駅前での出来事だったので、30分も待てば到着するだろうと気楽に考えていたのですが、2時間待ちとは!?
(ロードサービスの説明によれば、朝のラッシュ時間であったため、渋滞等により到着が大幅に遅れるとのことでした)

 そして、無料でバッテリー上がりに対処してもらえるのは、保険契約期間中に1回限りとのこと。

 次回以降は、JAFに取り次いではくれるものの、費用は実費で、とのことでした。

 マジですか??

 JAFには、以前クルマでの雪道スタックの際に大変に助けられたのですでに加入していました。

 ですので、次回以降はJAFに直接救援を頼めばまた無料で対処してもらえるのですが、寒い最中でまた何時間も待つのは耐えられません。

 凍てつく山道でエンジンを始動できず、救援に何時間も待つことになれば、装備によっては命に係わるかもしれません。

 ということで、バッテリーのジャンプスターターを購入することにしました!

 いつものアマゾンで比較検討し、私が購入したのが、こちら!

 売れ筋ランキング1位の実績と、購入者のコメントからこちらに決めました。

 最大8.0Lのガソリンエンジンまで始動できるというのは少々オーバースペックですが、まあよしとしましょう。

 車載する分には「コンパクト」といえる大きさですが、バイクに常時搭載となると少々かさばる大きさかもしれません。
 私のGSの積載量からすれば「コンパクト」なので問題ありませんが、レーサーレプリカのような積載量の小さなバイクの場合は、サイズに問題がないかどうか検討されることをおすすめします。

 このジャンプスターター、この冬だけで3度も出番がありました!

 いずれも、グリップヒーターをつけたままエンジンを止め、イグニッションを切らずにしばらく放置してしまったときのことでした。
(イグニッションではなく、ギアを入れたままサイドスタンドを倒して、あるいはキルスイッチでエンジンを止めると、こういうことが起こります)

 GSの場合、グリップヒーターオン、イグニッションオンで3分も放置すれば、まず間違いなくエンジンの再始動はムリです・・・。

 普段はエンジンを止めたらすぐにイグニッションを切るように心掛けているのですが、こんなアニキなバイクを見つけて停止したような場合は、すっかりとそれを忘れてしまうのです(苦笑)

 使い方はカンタンです。

 まず、リアシートを開けて、車載工具(ヘキサロビュラ)を取り出します。

 バイク左サイドのカバー(ヘキサロビュラ1本で留まっています)を外し、バッテリー+端子に装着されている赤い絶縁キャップを外します。

 ジャンプスターターの+端子⇒-端子の順に接続します。

 エンジンスタートさせます。気持ちのいいくらい、元気にエンジンがかかります!

 ジャンプスターターの-端子⇒+端子の順で接続解除します。

 この冬だけで3度も使用したと書きましたが (←学習しないオトコ…)、このスターターのよい点はバッテリーがよくもつことです。

 購入時に1度充電しただけにも関わらず、3度使用しても電池残量インジケーターはフル充電を指しています!

 

 さて、話を戻しましょう。

 この日、救援を待つ間に、GSのバッテリー周りの観察を行いました。

 案に反して、AGMバッテリーが搭載されていました。しかも!、純正部品で中華製!

 もしAGMバッテリーでなければこの機会に新しいバッテリーに交換しようかとも考えたのですが、AGMバッテリーであればまだまだ寿命にはほど遠そうです。
(私のクルマ(BMW F10)もAGMバッテリー搭載ですが、冬の東北2シーズンを含めても6年ももちました)

 ただ、この中華製の純正AGMバッテリー、海外からの直輸入を含め入手方法をいろいろ調べましたが、見当たりません。
 ディーラーでは購入できるでしょうが、他の部品同様にいろいろな経費が乗っかり、かなりお高くつきそうです。
 交換時期になれば、純正以外も含め、バッテリーを検討せねばならないようですね。

(もしおすすめがあれば、是非ご教授ください。できれば、AGMバッテリーがよいです)

 

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